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佐原ふたたび
2016年1月2日 佐原ふたたび
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千葉県に佐原という街があります。
平成の大合併で現在は香取市になりました。
この街には十年ほど前にひとりで訪れたことがあります。
しかし良く覚えていないのでふたりで行ってみることにしました。
前は電車で行ったのですが今回はクルマです。
外環がつながって便利になったのです。
高速道路を辿っていくと２時間ほどで佐原に着いちゃうんです。
まずは佐原の駅を探すことにします。
駅前に行けばきっと観光案内所があるだろうというわけですね。
そこで佐原の地図をもらおうというわけです。
旅行のプロですね。
ところが佐原の街は道路が複雑でなかなか駅にたどり着けません。
後で分かったのですが佐原の駅は駅舎が片側にしか無くて
僕たちは駅舎の反対側で駅前を探していたのですね。
見つかるわけがありません。
ようやく駅前を見つけて行ってみたのですが
十年前に訪れたときとは似ても似つかない駅前になっていて
昔の面影がありません。
それでも十年前に撮影した写真とつぶさに見比べると
一つだけ屋根の形が同じ建物を見つけることが出来て
やっぱり同じ場所なのだと確信することが出来ました。
察するに東日本の大震災で街は大きく毀損して
その修復過程で町並みが変わってしまったものと思われます。
北総地域の被害も甚大だったことはよく知られた事実ですからね。
駅もすっかり新しく建て替えられていて見違えるようです。
今の佐原駅
十年前の佐原駅
以前の駅と新しい駅の共通点は駅名だけですね。
駅の中も近代的です。
まえ来たときはSUICAが使えなかったんですよ。
駅前のあまりの変貌に半信半疑でしたが
とにかく観光案内所を見つけて中で市内案内などをいただきます。
ペーパーウェイトを一つ買いました。
そこで伊能忠敬先生の記念館などの場所を教わって行ってみることにします。
佐原の古い町並みは市内を流れる小野川周辺に良く保存されていて
伊能忠敬旧宅や伊能忠敬記念館などを擁する一大観光町並みです。
その風景は江戸時代にタイムスリップしたみたいです。
その伊能忠敬記念館裏に町並み観光駐車場があるというので
ここにクルマを停めます。
一日５００円ですからリーズナブルですね。
まずはお昼を食べることにします。小野川沿いに
適当なところがあればいいと考えていましたが
なかなか見つからずに難渋していたところ
川から少し離れたところに忠敬茶屋という頃合いのお店を見つけました。
広々とした店内に端っこに厨房があって
シニアな感じの料理人が３人ほどで忙しく働いています。
見るとセルフサービスの張り紙があってなんだか学校の食堂のような雰囲気です。
こういうの嫌いじゃないです。
すっかり気が楽になって天丼と鰻丼をそれぞれ注文して
番号札をもらってしばし席で待機します。
僕たちが入ったときはまだお客さんは一組でしたが
僕らの後からどんどん客が増えて厨房は大忙しになっていきました。
なんだかかわいそうですが僕たちも空腹ですので
何とかがんばっていただきたいと思いました。
呼ばれて受け取った鰻丼はちょっと焦げている感じでしたが
大変美味しくて非のうちどころの無い鰻でした。
佐原、凄いです。
お腹いっぱいになった僕たちは忠敬茶屋を出て
いよいよ佐原の街を散策します。
すぐ隣に佐原町並み交流館という建物がありましたのでちょっと寄り込みます。
佐原の町並みの歴史の解説などをしてくれるところですね。
隣の三菱館と中でつながっていて元銀行だった
しっかりした煉瓦造りの建物を鑑賞することが出来ます。
奥の元金庫室まではいることが出来ます。
さすがに建物には地震の影響は感じられませんでした。
ここを出て小野川沿いに少し歩いてみます。
前回もここは歩いた記憶があります。
前より新しく整備されていて心地よく川沿いの散策を楽しめます。
観光客を乗せた船が川面を走っているのが興味深かったです。
べつに乗りたくなんかないさ。
川沿いにしばらく歩いてさっき到着した伊能忠敬記念館前に至ります。
ここで伊能先生の偉業を勉強して帰路につくのが今回の目的ですので
襟を正して記念館に入場します。
内部は十年前に来たときと同じで充実した展示でありました。
細かくは覚えていないんですけどね。
伊能先生の生涯がよく分かるという点で前と同じでしたね。
おかげで新たにいろいろなことを知ることが出来ました。
僕らはすっかり満足して裏の駐車場に回って帰路につくことが出来ました。
帰りは少し渋滞して３時間ちょっとかかりました。
ああ疲れた。
１月２日にこれだけ遊べば最近の僕にしては上出来ですね。
あ、伊能忠敬旧宅見学するのを忘れた！
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