白紙

深大寺ふたたび

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2020年12月24日　深大寺

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コロナ禍の外出自粛はこれ以上感染を広げないためには良い方法です。
きっとその方がいいんだろうなって思うのですが
あんまり長期間にわたると家にいるのも飽きてしまいます。
密にならないところにちょっとだけなら出かけてもいいんじゃ無いかって
独自ルールが醸成されるわけですね。
実際家から車で出かけて空いた駐車場に止めてガラガラの観光地で僅かな買い物をして
スカスカの(かわいそう)お食事どころでお昼を食べて
まっしぐらに家に帰るような遊びなら自分たちも感染しないし
周りにも迷惑はかけないんじゃないかと思うわけです。
で、そういうお出かけをしてみたわけです。

今回目指すは東京調布市の深大寺です。
深大寺は奈良時代の創建の天台宗の寺院です。
東京都では浅草の浅草寺に次ぐ古刹なのだそうです。

僕たちは平成17年5月3日に行ったことがあって今回が二回目なのですね。
（本当は僕は3回目ですが記憶が曖昧過ぎてカウントできない）
10時過ぎに家を出てナビを頼りにヨタヨタと1時間ほどでたどり着きます。
参道に近いところにある駐車場に車を止めます。
予想通り駐車場は空いていて暇そうにしていた係の人が小屋から出てきて車を誘導してくれます。

ここからゆっくり山門に向かって歩き始めます。
僕たちの他には誰も歩いていなくて道路も貸し切り状態です。
やっぱりみんなコロナが怖いのですね。
無駄に出歩かないのはいいことです。(おまえは？)
参道についたところでバス停があってそのそばに観光案内所がありました。
ここで深大寺散策マップをいただいて旅の友とします。

参道に鬼太郎茶屋というお店を見ました。
これは前回来たときにも見たお店ですね。
言わずと知れた、ゲゲゲの鬼太郎の世界のお店ですね。
店内には鬼太郎グッズが沢山売っておりました。


山門前にはいわゆる門前町と呼ぶにふさわしい食事処、お土産屋さんが
ひしめき合っておりコロナ前ならば大変な人出だったことが想像されます。
今年はコロナ禍ですので当地のような観光で栄えるところは大変なことだと思います。

この日もお客はぽつりぽつりと見られるだけで
開けてるだけで赤字なんじゃないかと心配になるほどです。

今回、１２月２４日昼前、大変寒かったです。


前回訪問時。平成１７年５月GW、混雑していました。
今回は冬ですからシーズンオフです。
今度のGWにはまたお客さんが一杯になるでしょう。

僕たちはまずは階段を上って山門をくぐり境内に入ります。

境内では新年に向けて初詣の準備が始まっておりまして
白い布で覆われた初詣用の大きな賽銭箱が作られていました。

その一方で今年は密にならない初詣を、と言うことで
早くも初詣の受け入れも始めた様子で境内の一角には破魔矢などを売っているところもありました。
僕たちは本堂にお参りをして気の早い初詣を済ませたのでした。
深大寺の本堂の隣には元三大師像を本尊とする大師堂があります。
その縁側にお賓頭盧様（おびんづるさま）と呼ばれる像がありまして
自分の身体の悪いところに相当するおびんづる様の部分をなでると良くなるとされています。

しかしこのコロナ禍の中、直に触ることもできず
「ウイルス対策のため触れずにお参りください」と書かれていました。
残念なことです。

奥行きのある境内を少し探検して飽きっぽい僕はお昼を食べようと騒ぎます。
１１時にもなりましたので早めのお昼をいただくことにしましょう。
山門からすぐのところにある雀のお宿というおそば屋さんに入ることにします。
やっぱり深大寺に来たらおそばを食べなくちゃ、ですよね。
このおそば屋さんの道の反対側にさっき止めた僕たちの車がちゃっかり置いてありました。
さっきは参道を探して鬼太郎茶屋のほうまで行きましたがすぐ近くを遠回りしていたのですね。

お昼を食べようと騒いだわりにそれほどおなかが空いていません。
それに近頃年のせいか沢山食べるとおなかがすぐ反応してちょっとつらいのですね。
それで僕は温かいかけそばを頼みました。
家人は盛りそばに味噌田楽、葛餅のついた深大寺セットを頼みました。
味噌田楽と葛餅はそれぞれ半分僕が奪いましたけど。
それですっかり満足した僕たちは深大寺の周辺を一回りしてみることにしました。
そうしたら観光案内所でもらった地図の通り深大寺の裏側には都立神代植物公園があるのですね。

この近くにあった松葉茶屋は前回お昼を食べたところであることが残っていた記録で判明しました。
何でも書き留めておくものですね。
だからどうと言うことはありませんけれど。


そこから坂を下ると先ほどの門前町に戻ります。
そこでお団子五本と葛餅一箱を買って自分たちへのお土産とします。
先ほどのお昼はかけそば一杯でしたから家に帰ってのお団子が楽しみなわけですね。

駐車場まで戻って来た道をたどるように戻って１時間ほどで帰宅しました。
全行程を通じて密になる場面はありませんでしたので安全な外出になったと考えております。
反面、日本の目指す観光地の再生にはまだ大分足りないんじゃないかとも思うのでした。
家で食べたお団子は美味しかったです。


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