H1605台北

ゴールデンウィークには台湾に一人旅をして参りました。
全く一人で行くほどは旅慣れていませんのでツアーですけどね。
ジャルパックの台北３日間というやつであります。

どこで何をすればいいのか分からない出発ロビー
ツアーと言っても飛行機の搭乗手続き
日本からの出国手続き台湾への入国手続きなどは
参加者が自分でやらなくてはならず結構大変なのでした。
別にあっちへ行って悪さをしようという考えはありませんでした。
信じてもらえないかも知れませんけどそれほど不良ではありません。
正しく観光旅行に行ったのであります。

行きの飛行機は午後出発でしたので台北に着いたのはもう夕方でした。
実質真ん中の日だけが自由に過ごせました。
午前中は市内観光のプログラムで
忠烈祠や中正紀念堂や故宮博物館を観光しました。

戦没者を祀る忠烈祠での衛兵交代です

故宮博物館は凄かったんですが半分工事中だそうで
充分な展示ではなかったみたいです。
午前の市内観光の最後にはお約束のDUTY FREE SHOPに行きました。

午後は全くフリーで一人歩きを楽しみました。
まずはマクドナルドで腹ごしらえをした後
市内を縦横に走る鉄道ＭＲＴの一日乗車券を１５０元で購入
これに乗ったり降りたりしながらあちこち歩き回ったのであります。

まずは話題の総統府です。
先般の陳水扁と連戦との一騎打ちの総統選では
選挙後に総統府前広場において
国民党支持者が選挙の無効を訴えて
大規模なデモがあったのは記憶に新しいところです。
総統の就任式を５月２０日に控えて
総統府周囲の塀には鉄条網が張り巡らされて
随所に兵士も配置ものものしい警戒態勢でした。

ものものしい警備の総統府前
小生のごとき旅行者が
写真を撮って歩くのも憚られる雰囲気がありましたですね。
平和ぼけの日本人がまた写真を撮っているなと思われたらしく
何枚かの写真撮影はおとがめ無しでありました。

そこから少し歩いて新光三越の入っているビルの展望台に登りました。
チケット売り場がなかなか見つからないので苦労しましたが
三越のインフォメーションの女の子に聞いてやっと分かりました。
台北といえども流石三越、片言の日本語ならば話せるのですね。
目立たない地下一階のチケット売り場から
４６階展望台まで直通のエレベータに乗って最上階へ行きます。
今度は上から総統府を見下ろします。
意外にも午前中連れて行かれた
中正紀念堂がすぐ近くに見えるではないですか。
少し台北市内の地理が分かったような気がします。

画面右に総統府、その前の道路は連戦支持者のデモがあったところですね
地上に降りた僕は再びＭＲＴに乗り今度は
台北の秋葉原、光華商場を目指します。
この街で悠也に頼まれた幻のパクリソフト「ロックマンＸ金」を探す為です。
ここで僕は随分歩きましたが遂に目指すソフトは見つかりませんでした。
他の怪しいソフトやどう見てもパクリの漫画本などを多数見かけましたが
帰りの荷物が重くなるのを嫌って何一つ購入しませんでした。
いま思えば惜しいことをした物です。
もうあんな素晴らしいところは二度と行かないかも知れないのに！
何か買ってくれば良かったです。

台湾の秋葉原、光華商場
光華商場でばかり台湾での時間を過ごすわけにもいかず
僕は次の目的地士林夜店街に向かうことにしました。
大規模な夜店街が夜な夜な開かれる台湾式繁華街のことですね。
夜店街は何カ所か有名どころがあるのですが
士林は最も大きいところらしいです。

士林の街並み、台湾はバイクが多いです
僕は夕方から行ったんですが
辺りが暗くなるにつれてどんどん人混みが凄くなってきて
なんだかよそ者の僕がガイドも無しで一人歩きするのは
少々怖い雰囲気になってきたので
早めに切り上げてホテルに帰ることにしたのでした。

因みに夜店で軽食を摂るのが
一般的な台湾旅行者の楽しみ方らしいのですが
小生は食べ物に興味がない上
お世辞にも衛生的とは言えない夜店の厨房を見て
到底食欲はわきませんでした。
結局ＭＲＴの乗換駅である台北駅で降りて三越の地下の食堂街で
和風のラーメンを摂りました。
不味かったです。

三日目はもう帰りの日であります。
ホテルのロビーでガイドの迎えを待って
いくつかのホテルを廻ってまたDUTY FREE SHOPによって
空港まで送られました。
ここでまた自分で飛行機のチェックイン台湾からの出国手続きをして
帰国の途についたというわけですね。

ツアーとは言え一人で海外に出かけたのは初めてでしたので
いい経験が出来たのでありました。

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